車の渋滞でイライラすることは多い。
大都市ではもちろんだが、この頃は中都市程度でも、朝夕の通勤・退社時には、かなりの混雑があるようです。
"今日は会議があるから、少し早めにいって準備しよう"と、余裕を持って家を出たのに渋滞に巻き込まれることほど、イラつくものはない。
しばらく前、タクシーに乗って行く先を告げたとたん、中年のタクシードライバーがこんなことを聞いてきました。
「お客さん、そこに行く道は混んでるから、裏道を通ってもいいかねP時問と金は少しよぶんにかかるかもしれないけど、時間は無理としても、お金でよけいにかかった分は私がもたせてもらうから」私は、それは困るともいえなくて、「まあ、いいけど、どうして?」と聞いてみた。
すると彼は、こんな説明をしてくれたのです。
「いやね、私は混んだ道路を運転しているとイライラしてきて、しまいには胃がおかしくなるんですよ。だから、なるべく通らないようにしてるんだけれど、お客さんを断わると乗車拒否になっちまうからね。それで、こうやって聞いてるんですよ」彼のいうことはもっともだと思いました。
それに、黙って裏道を通らないで、きちんと聞いてくるところなど、なかなか筋が通っています。
私は妙に感心して、「時間も金もいいよ。好きな道をどんどん通ってくれ」といった。
彼にとっては、時間がかかったり距離が遠くなったりすることよりも、とにかく車が動かなくなることが耐えられないのでしょう。
彼の中には車は時速数十キロで走るのが当然だという欲求があり、それが渋滞によって満足させられなくなることが、彼をイライラさせるようです。
このように、合宿免許取得中に、自分のイライラの癖を知っておいた方がいいかもしれません。