2番目は、働く場所が大きく移動しているということです。
まずそれぞれの時代の先端といわれた産業がつくった製品をキログラム当たりいくらかという計算をしたグラフを見ていただけるとわかります。
例えば、戦後一番先端だった産業は、重化学工業です。
鉄鋼業とか石油化学工業が代表的な産業ですが、それらがつくっていた例えばH型鋼というのは、現在の値段に換算して大体トン5、6万円、1キログラム当たり、50円とか60円という値段になります。
ステンレス・スチールで、1キログラム当たり380円。
エチレンとかポリプロヒレンというような石油化学の原材料ですと1キログラム当たり200円から300円です。
ナイロン糸のようにちょっと加工を高度にしてやっと1キログラム当たり800円ということで、大体1950年代の主要産業は1キログラム当たり数十円から数百円という製品をつくっていたわけです。
まだ不用品 買取などはなかった時代ですが、このような値段でした。