ピーター氏は、1950年代と1960年代にすべての新しい職の75パーセントを創り出したのは大企業と政府だと述べました。
しかし1970年代の企業家精神のうねりがこのパターンを変えたのです。
氏によれば、フォーチュン誌の500社が1979年から1982年までの間に300万の雇用を失ったのに対して、創業後10年以下の企業は少なくとも75万の雇用を創出したということです。
中小企業もまた、経済的柔軟性の主な源なのです。
隙間市場を素早くつかんだ企業が速いペースで編成されたカリフォルニア州の「シリコンバレー」の企業家精神は、中小企業が経済にもたらす柔軟性を物語っています。
官僚主義や多くの大企業の不活発に邪魔されずに、彼らはマイクロ・エレクトロニクスのような重要な分野で、日本の競争優位性を削いでいます。
日本は長い間RAM(随時書き込み読み出しメモリー)チップのような高品質・低価格の生産物を大量生産することに優位性を保ってきました。
・・・しかしカリフォルニアの企業家精神は、高度な信頼性をもつカスタム(特別注文)、セミカスタムという新しい世代のチップを創り出すことによってこの「チップ戦争」での主導権を再び取り戻しました。
この新しいチップは、次世代の再プログラム可能なロボットをコントロールすることになるでしょう。
これらのチップは1981年の世界市場の、5パーセント以下を占めるにすぎませんでした。
しかし、『インク』誌のジョエル氏は、1990年の100億ドルチップ市場の主流となるのはこのチップだとすでに予測していたのです。